【FUKUSHIMA BIENNALE 2012 SORA】 フィナーレ!2012.09.23(2)

208枚のドローイングを描くにあたり、ヤノベは複数のスケッチブックを常に持ち歩いて、それぞれに筆を走らせていました。このため、厳密ではないものの、しかしおよそ描かれた順にドローイングイメージはナンバリングされました。

描き始めた当初は、チャイルドの肖像たち。鉛筆で下絵のラフ、色鉛筆で塗り重ねながら図像をクリアにしていき、インクペンで輪郭や陰影の仕上げをしていくという、ヤノベの描画スタイルがそのまま保たれています。


 [《Sun Child Project in Fukushima -208 drawings-》No.23~37]

また、鉛筆のみによるモノクロの世界。ぼかしの中に浮かび上がるチャイルド像は、2007年の絵本作品「トらやんの大冒険」制作時に確立されたヤノベのもうひとつの描画スタイルといえます。

 
 [《Sun Child Project in Fukushima -208 drawings-》No.159~173]

徐々に、ヤノベは色鉛筆のみで描き切るようになります。赤の色鉛筆で、下絵ラフをスケッチブック一冊分、まずは一気に描くようになったのだそうです。そのスケッチブックを常に持ち歩き、ヤノベは完成に向けて描き続けていたため、ページ間はいつも圧着されていたのでしょう。各ドローイングの裏面には、次の絵の下絵が転写されてることもしばしば見受けられました。

 

サン・チャイルド祭のイベントも終わり、ビエンナーレのフィナーレも刻々と迫る中、にも関わらず、お披露目したドローイングイメージをこのまま空港内のどこかに展示できないものかと、関係者の心中はおそらく同じでした。
意を決して、空港の方へおずおずとご相談してみたところ…
なんと、一番すてきな場所をご提供いただくこととなりました!



 

現在は、このような展示となっております。
福島空港の皆さま、本当にどうもありがとうございます。 

 

そして、ビエンナーレ終了後も、サン・チャイルドは20133月まで、
福島空港にて展示延長されることとなりました。

"Sun Child Project in Fukushima"は、まだまだこれからも続きます。

 

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